仕事上、部下の育成などを含め、人材育成に多少なりとも関わりながら、あるいはBBT大学院でビジネスを学びながら考えてきたことがあります。
(2018/7/1 Kazu)

仕事が出来るようになる、すなわち(ビジネス)能力とは何か?
能力を構造的に表現出来のではないかと考え、下の図のように3レイヤーで示します。

あくまで私の仮説ですが、構造的に大きく3つから構成しています。
第1層:一番下にある”“のレイヤーであり、自分の内面の部分といってもいいでしょう。
第2層:”基礎スキル”のレイヤーであり、どのような仕事にも汎用的に必要な共通スキルともいえるでしょう。
第3層:一番上に位置する専門スキルであり、これは職種などにより必要なスキルが異なるものです

ここで第3層には自分がエンジニアとして仕事をしてきたので右にエンジニアとしての専門スキルを入れ、またビジネススキルはビジネススクールで学ぶ内容を入れました。
これは一例であって職種や会社によって定義が変わってくるのだろうと思います。
(この3レイヤーをコンピュータで考えると、第1層はBIOS、第2層はOS、第3層はアプリケーションソフトみたいなイメージでしょうか)

まず全体を俯瞰して見たときに、日本の学校教育(大学での専門教育)で学んできたものは第3層の専門スキルのレイヤーがメインだと思います。
高校までの教育において学んだ内容がどこに当てはまるかというと英語を除いてはここに書いていませんが、ある意味で専門教育の基礎と言えるのでしょう。
第2層(基礎スキル)の英語は長い時間をかけて学校で学びますが、他の要素はあまり日本の教育で学ばないのではないでしょうか。
このブログはリーダーシップをテーマにしていますが、前にも書いたようにリーダーシップということを日本の教育で学ぶことはあまりありません。
あるいはロジカルシンキングといったこともほとんど学んでいないのではないでしょうか(少なくても私には学校で学んだ記憶がありません)。
ちなみにアメリカの教育ではリーダーシップやロジカルシンキングなどをきちんと学ぶと言われており、大きな差があるようです。
コミュニケーションという科目は存在しませんが、出来て当たり前のような前提があるのかもしれません。
しかし社会に出ると結構コミュニケーション教育というのが色んなところで行われているかと思います。
そして第1層の心については、そもそも学ぶような機会は少なく、どちらかというと家庭環境などによって形成されると思います。
でも実は一番大切なのはこの心であり、ここが出来ていないとどんなにその上の第2層や第3層を形成しようとしても難しいのではないかと思います。

人材育成の難しさというのは様々な要因があるのだと思いますが、その一つに個々人のやる気の問題みたいなことに帰着することがあります。
要は周りがどんなに育成しようと環境を整えても、最終的にそれを力に変えるのは本人であり、その本人に自覚ややる気がないとどうしようもないといった状況です。
この心の部分というのは生まれてから長い時間を掛けて形成されるでしょうから(大きくは子供の頃に家庭環境によって形成されるのではないかと想像しますが)、簡単に変えることは難しいのだと思います。
とは言え、会社において人材というのは一番重要なリソースであり、心の部分も含めて働き掛ける必要があり、やる気を出させることがリーダーに求められることなのでしょう。
未来を創るにはこの”人の心”がキーになると考えてきましたが(”未来を考える(9)“)、組織の中の人材育成においてもやはりこの”人の心”が重要なのではないかと感じます。

“人の能力” への4件のフィードバック

  1. 私もそう思います。
    第一層の教育は家庭内の主な兄弟間や、友人関係、部活動ではぐくまれていると思ますが、学校教育のなかでもっと働きかけていけばもっといいですね。とくに個々のもつ強みを活かしていいんだよ、補うものなんだよ、というのが早い段階でわかることが大事なことだと思います。

    1. KOHさん、コメントありがとうございます。
      そうなんですよね、どう育んでいくかをもっと形式知化して学校や家庭で実践出来るようになるといいのだと思います。
      今はそもそもそのような意識すら持っている人は少ないのではないかと想像します。

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