マッキンゼー 世界7か国の現場で学んだ仕事の基本とこの本の帯に書かれており、著者が世界一のコンサルティングファームと言われるマッキンゼーで学んだ仕事の原則、ノウハウをまとめた本です。
(2018/5/12 Kazu)
マッキンゼー出身の方が書かれた仕事のやり方・ノウハウ(仕事術)に関する本というのは世の中に溢れています。
実際、Amazonで”マッキンゼー”、”仕事”というキーワードを入れると約100冊の本がヒットします(中には関係ないものもヒットしますので、全てが該当しませんが)。
私が学んだBBTには学長である大前さん始めマッキンゼー出身の方が多いこともあり、この手の本を他にも読んできました。
ということもあり、ここで書かれている47原則というのは、極端に言うとどこかに書いているような内容だと思います。
もちろん本当に47の全てが書かれているかというとそうではなく、実際に他では見たこと無いような意表を突く原則もあり、新たな発見もありました(もちろん私がこの手の本を全て読んでいるわけではないので、実は他の本に書かれているのかもしれませんが)。
また同じようなことが他でも書かれているとしても内容的にこの本オリジナルのものが多々ありますのでその意味で価値はあると思っています。
マッキンゼーといえばロジカルシンキングだと思いますが、この本には他のマッキンゼー本で良く見られるMECEとかピラミッドストラクチャーといった言葉が出てきません。その意味では少し違うと言えるかもしれません。
この本の中で私に一番突き刺さったのは、マッキンゼーでは書き残すことを重視するという話です。
この本も著者が入社して以来学んだことをノートに書き留めたものがベースになっているそうです。
そういえば大前さんがマッキンゼーに入社して書き留めたノートが企業参謀という本になり、ビジネス書の世界的ベストセラーになったというのは有名な話です。
頭の中でどんなに考えていても文章にして書こうとすると実は自分の考えが曖昧だということに気付くことはこのブログを書いていても生じます。
ある意味で書くことと考えることは切り離せないのだとこの本を読んで再認識させられました。