ものごとには原因があって結果がある、エンジニアリングの視点で言うとinputがあってoutputがあります。ということで、今回は原因と結果、あるいはinputとoutpuについてのお話です。

(2018/5/5 Kazu)

リーダーシップという視点では、一緒に仕事をする人に対して良いフィードバックをした(原因、あるいはinput)、それによって仕事で良い成果を出してくれた(結果、あるいはoutput)といったこともその一例かと思います。
この原因と結果(あるいはinputとoutput)について、昔から自分の中で考えていたテーマがあります。
それは日本社会において勉強出来ることが良いこと、将来幸せな人生を送るために必要なこと、といった価値観があるように感じていますが、これって本当に正しいのだろうか?と。
日本の家庭において、なるべく偏差値の高い学校に行かせようと子供に勉強をさせようとする傾向があるかと思います。
この見方を変えると、勉強が出来る(成績が良い)という原因、あるいは沢山勉強するというinputによって、幸せな人生という結果/outputに繋がるという考え方だと思います。
それは勉強して、良い大学に行くことで、就職に有利になり、それにより幸せな人生を送れると考えるからではないでしょうか。
この因果関係である、勉強が出来る(成績が良い)ことによって本当に幸せな人生に繋がるのでしょうか?世の中を見渡していると少し疑問に感じるところがあります。
確かに勉強が出来る子がその後の人生において、所望の仕事に就けるようなケースは少なからずあるのだと思います(言い換えると就職の選択肢を広げてくれる)。

このことを以前からなんとなく自分の中で疑問に思っていたのですが、これは違うのではないかとあるときに気付きました。
勉強が出来ることが原因ではなく、勉強が出来ることも一つの結果ではないかと考えています。では、その原因は何か?
何事も前向きに考えて行動が出来ること、あるいは努力を楽しめる、といった人の内面にあるマインドがその原因だと考えられないでしょうか。
この原因(input)を”前向きマインド”と名付けたとすると、そのような前向きマインドを持つことで、勉強すること自体に興味を持ち、努力が出来る、あるいは勉強することに目的意識を持つ、努力すること自体を楽しめるようになり、結果(output)として勉強が出来ると考えられます。
またそのような前向きマインドという原因(input)によって、社会に出て、どのような仕事に就き、どのような環境であっても、その中に自分なりの目的や意味、やり甲斐を見つけ、結果(output)として幸せな人生を送っていると考えられます。
一方で、ただひたすら勉強出来れば、それで幸せが得られるのだと親が考え、勉強を無理強いさせられてきたような場合に、実は幸せになれない人が世の中にいることを考えると、なんとなくしっくりくるように感じています。
上記例では、幸せな人生を送るというoutput(結果)に向かって、ひたすら子供に勉強させるというinput(原因)を与えようと、とシステムを誤って捉えてしまうと残念ながら所望の結果を得られないリスクがあるのではないかと感じます。
しかもこの場合には、原因(input)から結果(output)が出るまでの間にはものすごく長い年月がかかるため、この関係自体に気付けないかもしれませんし、気付いたとしても後の祭りで修正のしようがないことになります。

ただしこの関係性についてのデータというエビデンスがあるわけではないので、正しいのかはわかりません(あくまでも私の仮説です)。
残念ながらこのデータを取って証明することは個人としては無理なので、仮説の域を出ないのですが、個人的には納得しています。

子供を育てる上で、子供に与える、あるいは教えるべきことというのは”心の形成”だと考えていました。
よく教育が一番大事だという話を聞きます(ウォーレン・バフェットなど世界の著名人は子供に良い教育機会を与えていると)。
ですが、その教育を活かすのも”心の形成”次第だと思っていますので、仮に与えられる教育が良くなかったとしても(本当に世界一流の教育を受けさせようとしたら、サラリーマンには経済的に無理がありますし、そこまでいかなくてもレベルの高い私立に行かせるのは正直厳しいという現実もありますので)、ちゃんとした心をもった人間になってくれたらいいんじゃないかと思っています。

とまあ、偉そうなことを書きましたが、実際問題としてどこまで我が家の子供たちの心の形成が出来ているのかというとかなり怪しいです。残念ながら、、、
少なくても前向きな心を持てるよう、自分自身が家庭内での言動に気を付ける必要を改めて感じた次第です。

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