この本ではお金経済が何かといった社会の基本的概念について著者の視点から解説がされ、これからの社会においてどうなるかといった考察がされています。
(2018/5/4 Kazu)

著者は”未来に先回りする思考法”を書いた書いた方であり、”未来に~”は読んで個人的にインパクトを受けました。
なぜなら、未来という個人的な興味にマッチしたということと、内容がものごとを抽象的・普遍的に捉え、どう考えるかというある意味でフレームワークを示している点は勉強になったので。
この抽象的・普遍的にものごとを見るアプローチはこの本にも活かされていると思います。
よってそもそもお金、経済とは何か?といった視点から考え、そこから将来を見通すというアプローチは興味深い内容だと思います。

そのお金、経済とは何かという説明は本書を読んで理解して頂くのが良いと思いますが、お金が中央銀行によりコントロールされてから約100年であり、これからお金、経済というものが大きく変わるであろうという説明がされています。
ICT技術やブロックチェーン技術によって分散化、シェアリングエコノミーになっていく、更には資本主義から価値主義へ移行していく。
ポスト資本主義ということは他でも言われていたりしますが、個人的にはピンと来ないところがありました。
この本を読んでの個人的理解で言うと、ベーシックインカムのような制度が出来ると、基本的な生活をするだけでのお金の心配をする必要がなくなり、お金という価値指標に替わるものが出てくるということかと思います。

社会課題の解決は政治主導だったものが、民間が担うことになり、政治と経済の境界が消えていく。
トップIT企業と言われるGoogle、Amazon、Facebookの創業者はモンテッソーリ教育と言われる、子供の興味をとことん伸ばすような教育を受けてきているのだそうです。
すなわち国が提供する教育とは正反対ということでしょう。

といった内容から、国という概念や価値がどんどん薄まっていき、逆に国の言っている価値観で生きていくとこの先は明るい未来が無いという警告なのかもしれません。
本書はそのような世の中の変革が起こる前に個々人がその認識を持ち、準備をする必要があるという示唆であり提言なのだと理解しました。

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