著者のピョートルさんについては、昨年出版された”0秒リーダーシップ”という本を読んだのと、BBTのコンテンツとして働き方(企業、働く人の両方にとって)が変わるという話をされていたこともあり、今回の新著に興味を惹かれました。
(2018/5/1 Kazu)

この本の内容を簡単に説明すると、世の中が大きく変化しており、働き方や企業のあり方が大きく変わらなければならないということを具体的に説明しています。
個人的に今の世の中の変化の速さとこれからどうなっていくのかというのは興味があり重要なテーマと考えているので、それにマッチした内容でした。

この本のテーマとは別に、読んでいて面白かったのは、他の本でも読んだことがある内容がいくつかあったことです。
・これからはベーシックインカムのような制度が出来、お金は成功の指標から外れる(”お金2.0″にも同様の内容)
・悩み相談をされたときに相手が欲しい答えと必要な答えは異なることがあり、必要な答えをするべき(”サーバントリーダー”ではWantsではなくNeedsに応えよと言っています)
・世界の(社会)課題は政府などではなく民間企業が解決していく(”未来に先回りする思考法“にも同様の内容)
・Googleなどイケてる会社は環境により従業員に刺激を与える、人は気付かぬうちに環境から刺激を受ける(”思考のすごい力“では、環境が人を形成する要因になると)
・いちいち考えなくていいから毎日黒いシャツを着る(”スタンフォードでいちばん人気の授業“では、人は選択疲れをする、無駄な選択はしなようにするのが良いと言っています)
モチベーションを上げる3つの要素:目的、成長、自主(”モチベーション3.0″では、内発的動機付けの3要素として自律性(Autonomy)、熟達(Mastery)、目的(Purpose)の3つだと、ほとんど同じことを言っていると思います)

たまに本を読んでいて”へー”、”なるほど”などと思う気付きや学びがあるときに、そういえばあの本にも同様のことが書いてあったなと気付くことがあります。
一人の著者が言っていることでも納得感は得られることが多いですが、複数の人が言っていると、それは世の中の本質的なことを言っているのではないかと思ったりします。
その意味でもこの本は結構興味深い内容だと感じました。

さてこの本のメッセージですが、
・これから大きな社会変革(それは産業革命にも匹敵する)がやってくる、これまでのナレッジエコノミーに替わってクリエイティブエコノミーだと
・常に学んでいくLearning agirityが重要、問題解決出来る人がより必要とされていく
・成功するためには早く動く、そして小さな失敗を積み重ねる、パフォーマンスに相関があるのは挫折経験(大学のレベルとパフォーマンスに相関はない)
・成功するためには楽しく仕事をする、プライベートも楽しまなければダメ
・自己実現するためにはまず自己認識が必要

興味を惹かれたのは、本当のリーダーシップとは相手が心地よくなるように親切にすること、気持ちを察して気配りすること、それによって周りが頑張って働いてくれることなのだそうす。
そしてこれは世界で通用するリーダーシップであり、日本の女性が持っている能力なのだとか。
以前、このブログの”未来を考える(8)“では、個人的に女性の持っている能力の方が社会的な価値を持ち、女性優位になるのではないかということを書きましたが、やはりそうなのかなと感じました。

世の中が大きく変化する中で、タイトルにあるようにエリート(評価される人、成功者と言い換えることが出来るでしょうか)は従来とは変わっていく。その世の中がどうなっていくのか、そしてどう生きていくべきなのか、ということについての参考になる本だと思います。

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