美しいな、美しい。

HIROです。2018年最初の書評は話題の書です。
店頭には同名の漫画が並んでいることでしょう。
子供に読ませたい本という評判ですが、
どんな本か自分が確認したく原作を読んでみました。

最初の印象は「古き良き日本。伝統的な情景描写」
親近感を感じさせる書なのかなと思いつつ、
最近は特に同質化を恐れてしまう自分もいます。
読み終えた印象は「ほど良い共感と安心」でした。

日本の伝統的な思想というより、
万国共通で人類が共有すべき共通価値を説いているように感じました。

世の評判どおり、貧困・いじめという現代にも共通する問題に向き合ったり、物理・経済・歴史などの幅広いテーマを身近に引き寄せて考えたりする点は、親子の良い教材になると思います。

私は、一種のnoblesse obligeも感じましたが、
貧富の差の現実を直視しつつ、智慧をもってすればいずれ乗り越えられるハズ
という前向きさに共感。

また特に私が本書で良いなと感じたのは、
「人間が持ち、他の生き物が持たない、ある感情」を描写した点です。
大人なら一度は同じ感情を抱いたことがあるのではないかと思いますが、主人公の少年に感情移入することで爽快に抉られたように感じます。
多感で悩む少年少女の傍らにそっと添えたいと思いました。

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