熱!

HIROです。
2017年も師走。今年を表す漢字は「北」と発表されました。
私の2017年は「熱」です。
本書もリーダーの「情熱」が随所に登場します。
その源泉は「思い」「理念の濃さ」とあります。

VUCAの混迷極まる時代。
この時代を生きられることを「機会(Chance)」と思うか「危険(Crisis)」と思うか。
世のビジネスマンに対するそんな投げかけから本書はスタートします。

多くのビジネス書も同じようなスタートが見られますが、
本書の特徴は、経営のあり方を原理原則をもって説き、
経営の質をリーダーの人間力と徹底して見ていることです。

 

「資本主義」について、
「資本(カネ)が主(あるじ)であることが義(正しい)」という考えで本当に良いのだろうか。

「経済」について、
語源の「経世済民」の「世を治め民を救う」を本当に具現化できているのだろうか。

それを正しい姿にできるのはリーダーであるというわけです。

 

スピードが求められれば、人は効率化・合理化を図るものです。
経営は多岐に渡る知見をもとに迅速な判断を求められます。
企業のトップの中には、経営知識を詰め込み、習ったテンプレートに自社のパラメータを入力し、これを羅針盤に企業を運転する者もいます。
しかし、筆者は経営とはそんな画一的なものではないと言います。

理論が無くても繋がりが無くても、人に動いてもらうことはできないでしょう。
リーダーは「ときに学者であり、ときに武者である」と私は思います。

筆者の大久保寛司さんのセッションに参加したことがあるのですが、
談話されるリーダーの方は、20~40代と比較的若くても、とても人間力がある方々でした。
経営理念を、お飾りのスローガンにせず、社員を奮い立たせる光にしていました。
経営システムを、歯車を回すルールにせず、自身の考え・戦略を伝達・実行力を生む血流にしていました。

お客様・市場を知っている者に力を与え、それを事業の根幹とする。
そんなリーダーを志したいと思う。そんな書でした。

“書評-「人と企業の真の価値を高めるヒント」(大久保 寛司)” への2件のフィードバック

  1. 社員を奮い立たせる光、が刺さりました!
    刺さるキーワードの多いステキな書評ですね^ ^

    1. 先日、大久保のお話を伺う機会がありました。
      私達が限定された論理にもとづき行動していることを痛感しました。
      日々の課題の対処療法を繰り返す日々を脱するヒントは、ここにあると感じています。

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