見合う構図

HIROです。

前々回(ビジョンとは)、前回(ビジョンを構想するということ)に続き、
ビジョンに関する探究を続けます。

より明るく楽しい未来に向けて、微力でも舵を切っていきたい。
想い続けていれば、行動も結果もついてくると。
それを阻むものを取り除き、
それを加速させるものを取り込んでいきたいと思います。

今回のテーマ「見合う構図」は、ビジョン構想を阻むもの。
ポジティブな絵姿・想いが浮かぶのを阻むものです。

 

「ゆでガエル」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。

ゆっくり温められ、気づかぬうちに死に至るカエルのことです。
大企業などの組織で安心して過ごす社員に、
変化の波にのまれないよう警鐘を鳴らすために使われるメタファーですね。
同質性が高い組織にいると、皆がゆでガエルとして集団死するといいます。

自分はそうはならない。そんなのん気な人達とは違う。
果たしてそう言い切れるだろうか。

合理的でハイパフォーマンスを出す組織を目指せば、
ハイコンテクスト・同質性を追求していくというのは普通のことです。
組織は決してサボってなどいない。
むしろ先頭集団の中で、レースをリードしていた組織でしょう。

必死に走っていたハズが、ゆでガエルなんて揶揄されて集団死。
なんて浮かばれない生き様なのでしょう。

なぜ、そんなことになってしまうのか。
私は、そこに「見合う構図」がある、そう思います。

ひとは、他人といると、自分を同調させ、他人に同調を求める。
そういう性質があると思います。

思い当たるフシはないでしょうか。
何か大きな問題が突然に起きたとき、顔を見合わせ、
「まさかね。自分に、自分達に、起きないよね」
そんな根拠の無い思い込みを、皆で一緒にしようとする。

一旦その状態にハマると、お互い行動を抑制しあう。
私はそれを「見合う構図」と呼んでいます。
大組織のゆでガエルは見合う構図にハマっているわけです。

 

見合う構図から脱するのは簡単です。
問題が自分に襲ったら、抑制し合っていた均衡が崩れ、
一斉に同じ行動を取るという逆回転が始まります。

 

しかしできれば、コトが起きる前に、この状態を抜け出し、
「マズイぞ、このままでは」と。
ビジョンの構想を始めたいものです。
どうすれば良いか。

見合う構図と逆のコトをやるのが良いのではないか。
私はそう思いました。

  • 孤独な時を設ける。

リーダーはときに孤独とも言われます。
これは同質性から抜け出す環境を
作り出していると言えるのではないでしょうか。

  • 思考が違う切れ者(やっかい者)を壁打ち相手とする。

議論・意見交換していると正直しんどい。
そういう者を自分の参謀として定期的に会って話す。
まったく自虐に満ちていますが、
コミュニケーションも緊張と弛緩があってもいいですね。

  • まさに危機に陥っている他者の立場で考えてみる。

世の中には事件があふれています。
まさか自分に、自分達に・・・を仮想体験するわけです。
実際に自分に起きたことでないため本気にならないまでも、
対岸のリアルですから。屈伸運動ぐらいにはなると思います。

 

“ビジョン構想を阻むもの(1)” への2件のフィードバック

  1. HIROさん,ハイレベルな投稿をありがとうございます!
    ゆでがえる状態になりつつあることに,当人たちが気付かないことが本当に恐ろしいと思います。
    そして,えてしてそれを警告できる人は,普段から孤独に外界を眺めているために,組織での発言力が乏しかったりします。
    後から気付くのです。「あの人が言っていた通りだな・・・」と。

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