新資本論というBBT大学学長の大前研一さんが2000年に書いた本の紹介です。

(2017/9/21 Kazu)
2000年にThe Invisible Continentというタイトルでアメリカ(当然英語)で出版されたのが最初で、その後12か国語に翻訳され、日本語版も2001年に翻訳出版されたという珍しいものです。
少し古い本ですが、 BBT大学院では教科書としても使われており、事例は古いとは言え、世界経済が21世紀の手前から変わってきたということを本質的に捉えており、今の世界を考える上でも重要な示唆になると思います。

この本のテーマは発見された”新大陸”についてですが、当然地図上に存在する見える大陸ではなく、英語版のInvisible continentという言葉が示すように見えない大陸を意味しますが、新しい経済を説明するための概念と言えるでしょう。

新大陸は以下4つの経済空間という要素で構成されます。
1. 実体経済の空間
2. ボーダレス経済の空間
3. サイバー経済の空間
4. マルチプル経済の空間

この本を取り上げたのは、事例は少し古くても内容は本質的であり、これから先の世の中を考える上でのヒントになりそうだと感じるからです。

4つ目のマルチプル経済の空間について、”見えない大陸に存在を確立しようとしている企業の場合には、この企業が「将来占領するかもしれない領土の生み出す富」への期待値によって、企業の市場価値はゼロから無限大のどの値にでもなる”とあります。
最近の事例で言うとテスラがトヨタの時価総額を抜いたというニュースがありますが、これは見えない大陸にテスラが立っていて、そこを占領していく姿が見えるからなのかもしれません。

そしてこれからの世の中は、ここで書かれている経済空間をきちんと理解し、多くの人がまだ”見えない大陸”を見出して、いち早くその領土を拡大していくことが重要なのかもと感じたわけです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください