以前、MITメディアラボ所長 伊藤穣一さんの講演を聴く機会がありました。

(2017/9/16 Kazu)
私が毎週見ているNHK スーパープレゼンテーションという番組(TEDのプレゼンを毎回1本紹介する番組)のナビゲータをされているということもあり(最近は出られていないですが)、興味を惹かれました。。

講演内容は最近出された著書”9プリンシプルズ”の内容ともかぶりましたが、ある程度のリアリティをもって話を聞くことが出来、世の中の変化の速さを実感しました。
またインターネット前後の世界をBI/AI(Before Internet/After Internet)と表現し、インターネットの出現によってシンプルな社会が複雑になり、どんどん変わっていくため学び続ける必要があるということです。

アメリカではプログラミングコンテストの先の、遺伝子プログラミングコンテストというものが、高校生、大学生対象に開かれているとか(もちろんアメリカの中でも一般化してるわけではないでしょうが)。なんかすごい世界ですね。

さて本の紹介ですが、この本では9つの原理について述べられているのです。
これはMITメディアラボの原理でもあり、ある意味でこれからの世の中における原理と言えるのだと思います。
ところでこの本がなぜリーダーシップに関わるのかというと、以下の2点があると思っています。
・変化の速い時代において、時代を動かす原理を知ることはすなわち、将来を見通すことであり、組織のリーダーとして求められること
・定年後の人生においても収入を得るためには(自分の人生のリーダーとして)、今何を準備すべきかを考える必要があり、そのヒントになる(かもしれない)

本の内容の紹介ですが、以下のような話からスタートしています。
・未来は予測出来ない
・技術が実際にやること、いずれ社会に与える本当の影響は我々が一番予想していないところに生じる
・インターネットと集積回路の双子の革命によって”ビッグシフト”が起きた、ネットワーク時代の到来、工業時代からの明確な決別

そして結論として以下のように書かれています。
・産業がまるごと危険にさらされている。すさまじい経済社会的価値を持つ組織が、盲目的に回転のこぎりに落ち込もうとしているのを見ると、ディナーの優雅な会話なんかよりは、全面的な火災警報が必要だと思えた
・必要となるのはもっと深いもっと根本的なシフトだと思う。四足動物が後ろ足で立ち上がるのを学ぶと同じ規模の知覚的進化が必要
・人類は基本的に変化に適応できる。これまで適応性よりも生産性に注目した社会を創り上げた。本書の原理は柔軟になって、新しい役割を学び、それがもう機能しなくなったら捨てられるになるよう手伝ってくれる

つまり今まさに人類は本当に大きな変革の時代に直面しており、我々自身にも変革が必要ということでしょう。
その変革に対するヒントとして以下のように提言しています。
・このシフトの背後の力は、複雑性、非対称性、予測不可能性である。我々の目標は、回復力、アジャイル性、教育上の失敗を核とした組織を作ること。

9つの原理は、
1 権威より創発 (Emergence over authority)
2 プッシュよりプル (Pull over push)
3 地図よりコンパス (Compasses over maps)
4 安全よりリスク (Risk over safety)
5 従うより不服従 (Disobedience over compliance)
6 理論より実践 (Practice over theory)
7 能力より多様性 (Diversity over ability)
8 強さより回復力 (Resilience over strength)
9 モノよりシステム (Systems over objects)
実はもう1つLearning over educationがあるのだそうです(講演でお話しされていました)。

これら9(+1)の原理についての説明は割愛しますが、これまでの考え方や価値観を脱ぎ捨て、新たなな方向に自分自身が変わる必要があるのでしょう。
それによってこの変化の激しい世の中に対する準備が出来、未来に対する先手を打つことが出来るのだと思います。

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