前に予告しましたように、今日はTEDの紹介をしたいと思います。
(2017/8/29 Kazu)
※TED (カンファレンス): Technology Entertainment Designに関するプレゼンテーション
TEDには面白いコンテンツ(プレゼン)が沢山ありますが、心理学に関わるネタが結構あるように感じます(個人的な印象ですが)。
ちなみにアメリカにおいて心理学は科学として扱われ(すなわち理系科目であり、日本の文系の扱いとは異なる)、データを集めて人が何によってどう行動するのかを体系化している学問ということです(行動分析学とも言うようですが、データを証拠として体系化しているので科学に分類。ちなみにこの話は心理学を専門としているビジネスコーチの方から伺いました)。
TEDには、人の行動や心に関してデータをもとに因果関係などを説明する興味深いプレゼンがありますが、その中で日本でも著書が出されて比較的有名なケリー・マクゴニカルさんというスタンフォードで心理学を教える先生のプレゼンを紹介します。
ストレスが健康に害を及ぼすのは、”ストレスが健康に害を及ぼす”と考えている人に対してであり、そう思っていない人にとっては害にはならない。逆にストレスが体を活性化する有用なものと捉えるとそれによって自信を持てるようになる。
ということだそうです。
最初にこの話を聞いたときは結構びっくりしました。
心の持ちようによってストレスが害になったり、逆に有用になったりするなんて!
でも、これってある意味で”病は気から”という日本の諺とも通じるところであり、それが心理学において実証されたということなんだと思います(フラシーボ効果も同様かもしれません)。
ざっくり言うと、ものごとはポジティブに考えると、結果もポジティブになっていくということでしょう。
私自身、昔はネガティブ思考だったのを(半分意図的に)ポジティブ思考に少しずつ変えてきて、やはりものごとはポジティブに考えた方が良いと感じています。
精神的ストレスも自分の気持ち次第で”友達”に出来るんですね。
心頭滅却系の論理かなとも思いますが,人間の心理は結構そういうところがありますよね。
プラシーボ効果もよく知られていますし。
脳に対してストレスではないと思い込ませるだけで,ストレスではなくなるのなら,これほど簡単なことはないです。
そうですね、色々な問題を突き詰めていくと最後は心(マインドセット)に行き着くことがよくあります。これがポジティブかネガティブかで人生に大きな違いが生じると思っているので、お金もかからず良いことですが、人によっては容易にポジティブなマインドセットにならないのだと思います。
(私もかつてそうでしたが、”ポジティブに”と言われたからといってポジティブに簡単になれるわけでもないですね)