“インドの衝撃”によって、このままじゃ自分の将来に明るい未来は無いという自分にとって第2の危機を感じたというのが前回の話でした。
(2017/7/30 Kazu)
じゃあここでどうしたか?についてを今回書いてみます。
要はエンジニアとして限界を感じたわけですが、そこで何か打開策が無いかと考えました。
エンジニアとして技術を更に高めるというのは残念ながら無理があると悟っていたので諦め、
他の路線で攻めようということで、漠然とマネジメント力やビジネスというのが自分の考えたことでした。
昔は技術の仕事だけやっていたらいいんじゃないかと思うこともあったのですが、
普通はそういうわけにはいかないですね。
年齢とともにマネジメントを求められるようになってきますが
(もちろんずっとマネジメントをせずに技術だけで食っていくというのもありでしょう)、
それをちゃんと学んでみようというわけです。
というわけで、ビジネススクールでビジネス(経営)、マネジメントを学ぶことを選択しました。
Bスクールといっても国内でネットを使うことで通学不要のBBT(ビジネスブレークスルー)大学院ですので、
仕事をしながら平日や週末の時間を使っての勉強です。
仕事もそれなりに忙しいし、この頃子供が幼稚園~小学校ということもあり、
勉強時間は平日の夜1~2時間(他に通勤時間は課題図書を読むことや講義を視聴することに充て)と週末も子供たちが寝た後の4時間くらいというペースで、
正規2年のところを4年掛かって修了しました。
この時間捻出のために睡眠時間を6時間から約4.5時間にしたりと、
結構大変な思いをしましたが、おかげでその気になってやれば出来るという感触を得ることが出来ました。
ところでこのBBT大学院というのは大前研一さんが創った大学院ですが、
社会人になってからずっと本を読んで、その影響を受けていたので、
どこのBスクールに行こうかと考えたわけではなく、必然的にBBTという選択になりました。
といっても第2の危機を感じてすぐに、ビジネススクールと考えたわけでは無く、
最初にBBTの提供する公開講座がスタートであり、
その流れでの選択となりました(つまりMBAに興味があったというより大前さんに学びたいというのがモチベーションでした)。
では、この選択によって危機を脱したのか?というと実はまだわかりません。
仕事としてもこの間にマネージャとなり、卒業(修了)後には技術の仕事から外れましたので、
それなりに向かいたい方向に向かっている感じはありますし、
ここで学んだロジカルシンキングやビジネスは多少なりとも自分の自信になっているとは思いますが、
本当に競争力がある人材となって付加価値を創ってるのか?と問われると、怪しいですね。
言い換えると、今会社を放り出されて食って行けるのかというと、
まだまだ実力不足と言えるかもしれません。
Bスクールを修了して約1年後に同じくBBTが提供するリーダーシップ教育プログラム(LAP)で学び、
そこで出会った仲間たちで創っているのがこのブログです。
このLAP(リーダーシップアクションプログラム)を受講している期間に世の中がものすごく変化することを感じていました。
airbnbやUberなど、これまでに無いビジネスの急成長、fintechといった新分野の芽生え、AIやIoTなど、
更に世の中が大きく変わっていきそうな状況になってきたと思います。
更には人間の寿命が延び(一説には100歳までは生きるだろうとも)、
60歳で定年したとしてもその先の人生が長いので、
その先の人生設計をちゃんと考えなればならないということを最近よく聞くようになりました。
LAPの受講期間最後に、このような時代において自分の人生のリーダーとなれ(Be a driver!)というのが学長である大前研一さんのメッセージであり、
このブログのメインメッセージでもあるわけです。
これが私にとっての第3の危機であり、このままの会社生活で定年(60歳)まで乗り切れたとしても、
その後にも年金に頼らずちゃんと収入を得られるのか?と問われると難しいだろうというのが新たな課題なわけです。
しかしこの第3の危機は、一緒に受講した仲間の共通の危機感(危機感と言ってるのは私だけかもしれません?)であり、
多くの日本人、いや世界中の人に付きつけられた現実と言えるかもしれません。
というわけで、定年後にまだ数10年ある長い人生においても国(年金)に頼らない自分の人生のリーダーシップを発揮するにはどうするか?といったテーマでこのブログを発信していきます。
もちろん定年後だけに焦点を当てているわけではなく、
今現在のリーダーシップ(日々直面する課題にどのようにリーダーシップを発揮していくか)や
学んだリーダーシップの理論や実践についても含めて書いていきます。
学び続ける原動力は、将来不安なのですね。
不安を解消するため、より刺激的な環境に飛び込まれているのですね。
大前さんの書に「変化を楽しめ」とありました。
不安を楽しみに変える要素の一つが「良質な知」なのでしょうね。
Kazuさんのリーダーシップとは良質な知を探求しようとする想いなのかなと感じました。
HUさん、コメントありがとうございます。
不安が原動力になっているというのはそうだと思います。多分これはずっとそうだったと。
逆にそれがないと怠惰な毎日を過ごしてしまいそうな、怠け者な本性があるようにも思います。
切迫した状況の中で苦しんでいるわけではなく、ご指摘のように楽しんでる感じです。(^^)