201913日午前1026分、嫦娥4号探査機は月の背面東経1776度、南緯455度付近の南極エイトケン盆地(クレーター)に着陸した。技術の進歩はものすごく速いことを実感した瞬間である。

嫦娥4号の月背面着陸成功は、中国の宇宙技術のコントロール精度、特に垂直着陸の精度が極めて高い世界最先端レベルに到達しているということを証明した、と言われている。世界各国が、中国が進めているハイテクイノベーションが“本物”であるということは認めざるをえない結果を出したのである。

 STEM教育(科学・技術・工学・数学)に中国が注力していることは知られているが、その成果の一部が出たことが実感される。STEMという言葉は米国で最初に用いられたが、その概念は、中国がビッグデータからAIに至る科学技術分野で世界の主導的地位を占めようとする戦略から、中国にてかなり流行しているようである。一般に、プログラミング教師は「英語はグローバル化の時代に必要な基本技能であるが、プログラミングはAI時代の基本技能になる」と述べている。

そのような時代の中において、それらのスピード感に圧倒されるのではなく、それらを味方にしてシンギュラリティーに備える生き方は、どのような方向性がより良いのであろうか?答えがない命題ではあるが、“共働”という概念はその一つとしてとても大切と思う。人と人に加えて、人間とAIが共働することで世界はより良くとなると思う。しかしそこには大きな課題があり、戦争をしている今の人類のレベルでは、“人と人での共働ができていない、いわんや人間とAIをやと感じる。人間の最も優れた素質の一つは、“良き団結にて難題に取り組むスピリット”であり、人と人との関わり合いで育まれていくものであり、本来は不要な戦いなどしている場合ではないのである。

技術的なリーダーシップは、どの国が主導権を握るか?と考えることも良いが、“それらの技術で共働により地球を美しくていくにはどうしたら良いか?”と模索していくことの方がより賢明であると思う。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください