未来を考えるという話を過去に書きましたが、ここで改めて整理しててみます(前回書いてから随分間が空いてしまいましたので)。
(2018/6/17)

これまで書いてきたように、世の中の進化は第1軸から始まって、第2軸に移行してきたと言えるでしょう(”未来を考える(2)“)。
改めてこの2軸について(”未来を考える(3)“で書いた内容を)キーワードで整理します。
表1はその技術的側面からそれぞれの特徴を表現しています。

1軸は質量を運ぶ、あるいは物理で言う”仕事”に関わることであり、工学でいうと機械であり、ハードウエアの進化と言えるでしょう。
第2軸は実態の無い情報を伝えるものであり、工学で言うと電子や情報通信という分野、ソフトウエアの進化と言えるでしょう。
そしてこれまではアナログ技術で進化してきたものが第2軸はディジタル技術によって革命を起こしたと言えるかもしれません。
また歴史的に言うと、第1軸は産業革命、第2軸はIT革命によって大きく進化し、人がそれまでやってきた肉体労働や知的労働を置き換えてきたと。

表2はビジネスの側面から2軸の特徴をまとめました。

第1軸は、リアルなもの、すなわちビジネスの対象はプロダクト中心であり、第2軸はソフトやサービスがビジネスとなっています。
プロダクトというのはそれさえ手に入ればユーザには価値となります。例えば、車を購入したら、それだけで価値があり、好きなところへ移動が可能となります。
しかし第2軸のビジネス、例えばGoogleの検索サービスを考えると、自分一人がそのサービスを使えてもあまり意味が無く、多くの人が使うことで様々な情報が繋がり、価値が上がります。
その意味ではGoogleは検索というPF(プラットフォーム)を構築し、検索というサービスでは寡占状態を形成しています。
第2軸のビジネスでは多くの人にとって便利だと思うPFに集中し、それによって更に利便性が高まりユーザにとっての価値が上がるというスパイラルによって集中していくのだと考えられます。
一方で第1軸のプロダクトの世界では、皆が同じものをするということは考えづらく、嗜好が分散するため寡占状態を作りにくいのだと思います。
また第1軸のビジネスでは生産するための設備投資が大きいですから、分散して競合が複数存在することになるのでしょう。

そして最近では、(”未来を考える(4)“で書いたように)この2軸の中間(ハイブリッド)の位置付けにairbnbやUBERといった新ビジネスが登場し、Amazonも世界一のリテーラ(小売)として地位を固めてきたと思います(図1)。


ある意味で、このハイブリッドの領域に今、ビジネスチャンスがあり、多くの新ビジネスが立ち上がっているのだと考えます。

第2軸の進化は昨今のAI技術のように、どんどん人の仕事を置き換えていく可能性を秘めているのでしょう。
だとしたときにこの先に何があるのか?人がやってきた仕事がテクノロジーに置き換えられたときに人は何をすべきなのか?
それが”人の心“に関することだと一般的に言われていることだと思います(”未来を考える(6)“)。
ということで、この”人の心”を3つ目の軸として、3軸で表現してみました(図2)。

人の機能で考えると、第1軸は肉体(力)、第2軸は左脳、第3軸は右脳と表現出来るでしょう。

第2軸まではテクノロジーが出来ていますが、第3軸はまだテクノロジーが確立されていない。
だからこそこれから人がやるべき仕事として定義がされている一方で、これに対するテクノロジーの研究というのが最近活発にされているのだと思います。
そしてこの第3軸の要素をビジネスに取り入れることで、新しい価値を創り出すことが可能ではないかと想像しています(”未来を考える(7)“)。

その未来を創るキーが女性の力なのではないかと予想しています(”未来を考える(8)“)。

“未来を考える(9)” への4件のフィードバック

  1. ピンバック: 人の心 – Be a driver
  2. ピンバック: 人の能力 – Be a driver

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