医療に携わっていると、様々なことを深く洞察させられる。
先日も、50歳代の方が救急車で来院してからわずか2時間程度で他界されました。
僕たちは日常が当たり前と思って過ごすことが多いが、本当はその逆で、1日を過ごせたことは奇跡に近いことなのかもしれない、と思えることもある。
堅苦しく死生観を捉える必要はないとは思うが、やはり、死生観が本当に定まった人々はその覚悟と輝きが違うと感じる。
多摩大学学長で世界賢人会議「ブダペスト・クラブ:The Club of Budapest」日本代表でもある田坂広志先生(僕は田坂塾の塾生でもあります)は、3つの視点で述べています。
1 人はいつか天寿を全うする
2 人生は1回しかない
3 終わりがいつ来るかわからない
これらを定めると、時間の密度が変わります。
かつては、真のリーダーになるには”戦争、投獄、大病”の経験が必要であると言われたりもしたようです。
現代では、そのようなことが必ずしも必要ではありませんが、真実のおおきなかけらを含んでいると思いました。
大局的な視点を常に持ちつつ、引き続き自身の内面の洞察をしていきたいと思います。