予定調和!
HIROです。
ビジョンに関する投稿をしつこく続けます。
前回につづきビジョン構想を阻むやっかいなものを挙げます。
「落としどころ」
これは私に限らず、よく使う言葉でしょう。
本来の結論(着地点)は、
互いの主張を交わしたより良い解であるべきですが、
妥協の産物であることが多いです。
なぜ、そこに陥ってしまうのか。
努力を怠っているというだけでもないです。
むしろ利害や考え方が一致しない中、前進させようとする動きは奉仕的でもあります。
そのとき自分の心がどう動いているかといえば、
「この人とは折り合うことは無いな」
「ここで折れれば(自分の主張を控えれば)、相手は満足するし、自分も我慢できる」
人と人の間に生まれる、なんとも悲しき物語。。。
しかし、実はそれは自身の思い込みであって、相手に確認したものでないことが大半だったりします。
相手にぶつけるだけの、自分の主張を持ち切れていない。
相手のことを考えているようで、相手の価値を軽んじている。
ビジョン構想は自分を含むメンバーの将来を左右します。
妥協の産物で一歩前進させることばかり選択していては、そんなものが生まれない環境に陥ってしまいます。
脱・予定調和のために何が必要か。
私は以下の3軸を意識したいと思っています。
- 自問・・・(自分→自分) 相手と自分の時間を大切に考えるなら、良い設問設定をせよ。
- 主張・・・(自分→相手) 相手と自分の関係性を発展させるなら、知的遊戯をせよ。
- 傾聴・・・(相手→自分) 相手の深みを信じるなら、思考(志向)探索をせよ。
ありたい姿(義)をもって、変化を起こす可能性を高めるため、自分と人の知恵の融合に苦労しなければならないと戒めたいと思います。